このコロナ禍で酸素飽和度を測るパルスオキシメーターが、注目を集めています。まず、酸素飽和度度(SpO2)は、動脈血の中のヘモグロビンに酸素が結合している割合を示す数値です。一般に正常値は96-99%が正常値と言われていますが、肺炎や心不全により酸素の取り込みが悪くなると数値が下がっていき、93%以下だと明らかに異常があると言われています。
ところが、最近問題になっているのが「幸せな低酸素症」と言われる状態で、仮に90%を下回っても自覚症状がない方がいるそうです。ただし、明らかに体の中には異常を来たしているわけで、それが分からないでいると急激に悪化した状態に陥ってしまうことがあるそうです。
そして自覚症状はなくても、この酸素飽和度を測ることができるのが、パルスオキシメーターです。数千円程度で購入できるので、万が一に備え、普段から測定しておくと役に立ったと感じる時が来るかもし知れません。